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8月号

 

○ Xテラ ワールドカップに賛戦中の湯元選手から、メールが来ました。

第2戦の様子が書かれています。頑張っている様ですね。

「Race report at Keystone 」

Richmond、VAでのXTERRAシリーズ開幕から5週間、第2戦の日がやってきた。 この5週間、コロラドスプリングスの友人宅にホームステイさせてもらい、 USオリンピックセンターでトレーニングをしているXTERRA世界チャンピオンなどと 共に念願の高地トレーニングを実行してきた。

そして迎えたレース。今回は、XTERRAを転戦するプロ選手、トライアスロン、 MTBからの新しい参戦メンバーも加え、有名な選手も多く、ほぼフルメンバーの エントリーであった。10月のマウイの世界選手権を想定する意味でも、 有用なレースであったと思う。 会場はコロラドでも有数のスキーリゾート、Keystoneで、夏場も観光客でおおいに盛り上がっていて、コースも、水泳1kmをレストラン、コンドミニアムに囲まれた、 きれいな池、MTBコース26kmはスキー場をフルに活用した、ダイナミックなコース、 ランニング10kmも、適度なアップダウンを繰り返しながら森林の中を駆け抜ける 気持ちの良いコース設定。 しかし、何よりハードなのは、スタート地点で既に標高3000m、MTBコースの頂上は 4000mにも達する、標高といえる。

実は、昨年、ここでは、大転倒をしてしまい、大怪我をした苦い思い出がある。 試走の時から、そのときの映像が頭の中をよぎったが、その悪いイメージを 振り払うためにも、集中してよいレースをしようと心に決めてスタートした。

水泳は、少し集団に離され、流れに乗れなかったものの、なかなか良い位置で終え、 MTBに。コースはひたすら1時間登り続け、20分で下ってくるという、単純ながらも 体には堪える設定。しかし、高地トレーニング、そして久々にMTBで練習できる時間が 多かったこの5週間のおかげで、リズムよく、そして身体にみなぎるパワーを感じながら、 徐々に順位を上げ、頂上まで登りつめ、下りも、昨年の教訓を生かし、ともかく「集中」と自分に 言い聞かせながら、スムースに走ることが出来た。何人抜いたのか分からなかったが、 MTB終了時で、8位にいたとの情報をレース終了後に得た。そして、ランニングへ。 走り出し1kmは、順調な滑り出し。すぐ前には何人かの選手も見えている絶好の状況。

しかし、またもお腹に、激痛が襲った。上体を起こしておくこともできなくなり、歩いて、走ってを 繰り返しながら、なんとかごまかして、痛みが回復するのを待った。 5km過ぎ辺りから、少しずつ走れるようになり、あとはともかく辛抱して、ゴールを目指し、 最終的には、多くの選手に抜かれ、16位という結果であった。

今回のレースでは、特にMTBの能力が数段に向上し、上位進出を狙える力がついてきたことを 確信することが出来たことは収穫であったと思う。 一方で、この5週間、厳しいランニングのトレーニングも実行し、かなり走れるようになってきただけに 本番で力が出せなかったことが非常に悔しかった。 ただ、レース結果が今の僕の状態のすべてを物語っているのだろうし、それが実力なのだと思う。 次回のレースに向け、また課題ができた。食事、水分の取り方、もしくは、筋力のバランス、 体の動かし方など、もう一度見つめなおして、自分にとってベストなものをひとつずつ見つけて いかなくてはならない。 また今回の高地トレーニングの成果は、今後のトレーニング、過ごし方でさらに大きく 僕を飛躍させてくれる可能性を秘めていると思う。

反省はもちろんするが、立ち止まっている暇はないので、ともかく、次へのステップを いち早く踏み出し、さらに大きく、強くなるためにすべきことを実行する。 そして、今年の前半戦の苦いレースの分も、後半戦のアメリカ選手権、世界選手権の 2つのBigレースで思いっきり笑いたいと思う。

8月は日本でレースを戦い、9月には、再びコロラドで高地トレーニングを実行する。 多くの人に助けられ、9月からは USオリンピックセンターで、多くのトップアスリート共にトレーニングできるメドもつき、 あとはどれだけ自分を追い込めるかだと思う。 昨年から本格参戦を始めたXTERRAワールドシリーズ、特に今日の走りは傍目には良く見えたらしく、 観客からの声援も非常に多く、スタッフ、そして、ネッド・オーバーエンドという元MTB世界チャンピオン、「MTBの神様」 といわれる選手など、 一緒に戦った上位選手の多くからも、「良い走りだった」と なぜか、たくさん声をかけられた。プラスに受け止めて、次への自信にしたい。 明るい兆しは、見えている。これを、残りのシーズンでしっかりと掴んできます。

ご声援ありがとうございました。

・リザルト  2時間20分52秒 総合16位

湯本 優

続く→


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