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カーボンストリングス ホイール 5055TU インプレッション

先日 Webメディアにて発表させて頂いた

Project-K 新型ホイール 5055TU のインプレッションライドを2日行ったので

その結果と、状況を。

先ず、5055TUは、これまでのホイールと、何処が違うのか?

 

最も大きな違いは、スポーク に当たる部分の作りが全く違います。

従来のホイールは

ハブとリムをスポークを使って繋いで車輪にする構造

そして調整するために、スポークはネジに成っているもの。

 

今回のホイールは

カーボンストリングス と書いているように

スポークとはちょっと違う構造です。


リムからリムへ渡したカーボンの紐(ストリングス)を

ハブで固定している。と言う構造で、ネジと成る部分が有りません。

それにより、スポークの遊び が無くなるという利点が生まれます。

& ニップル部分の重量が軽減されます。

 

と、まぁ、構造的な能書きは置いといて、走った感じを!

 

先ず最初の感想は、硬い!剛性感が有る、と言うのが正しいかな。

そして、巡行性能は非常に高い。

普段50mmハイトのカーボンホイールに乗っていても、このホイール 速いよね。。。と思うほど。

スポーク形状なのかな??

 

踏み出しの1歩目は重い??と感じるかもしれませんね。

ホイールの剛性からくる重さです。(重く感じる)

しかし、2歩目からは、軽く回り始めます。

これは、リムの軽さからくるものです。

 

中間加速も軽いです。

ケイデンスの上げ下げが楽。と言う言い方が良いかも。

 

コーナーは、オンザレール。

膨らむなんて言う事は無く、スムーズに回りますし

ダンシングでも、撚れる感じも無く、非常に剛性感の有るホイールです。

 

ですが、溝を乗り越えるような衝撃に対しては、とても柔らかいホイールのような挙動をします。

全体がたわんで衝撃を吸収しているような感じ と言えばいいんでしょうか?

低速域(20km/h以下)では、路面の振動も伝わってくる感じなのですが、

40km/hを超えているような速度域では、その振動が伝わらないんです。

本来であれば弾かれるような衝撃も吸収してるような感じ。

なのですが、踏んでいる時の剛性感はそのまま。

 

正直に言って、このような剛性感のホイールは、これまでに乗った事が有りません。

硬い(駆動力に対して)けれど、柔らかい(振動に対して)

そして、しなやか(巡行性能に対して)

という、3つの顔を持っているような。

 

これは、私(店長・栗田)だけの意見ではなく

朝練メンバー 数名に、自身のバイクに付けて乗ってもらった意見をまとめた物です。

フルクラム・レーシングZERO/Campagnolo バレット50/Project-K 3823CL 等に組み替えて

それらとの比較 にもなります。

狙った通り、非常に高性能なホイールに成った と思っております。

が。。。。

 

後は皆さんがどう感じるか?

ですね。

Project-K 5055TU

カーボンストリングス・チューブラーホイール

フロント 50mmハイト 520g
リヤ   55mmハイト 750g
合計 1270g

 

価格 ¥240,000-


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