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東アジア最高標高 武嶺を目指せ! その3

日月潭を堪能した翌日は

今度こそ! 到達するんだ 武嶺へ!

 

と言うのも、昨年 今回登る埔里側ではなく

反対の太魯閣側から登り、時間切れで途中断念した経験が。

今回はそれの反省も含めてのチャレンジです。

 

距離は55Km

ひたすら登ります(;^_^A

途中に何か所かコンビニも有るし、補給には困らないな

斜度も劇坂!と言うような場所もなく

何とかなるでしょ。

 

スタートは、朝7:00

少し霞がかかったような空。

この感じだと。。。晴れますね~

気持ちよい気温の中スタートします。

 

埔里の街を抜ける位の場所に有るのが

地理中心 と呼ばれる場所

なんでも、台湾の地理的中心地なんだとか?

記念碑がありますね。

 

取りあえず・・・

台湾の中心で〇〇を叫んでみた~~~~
(いやいや、これから登るってのに何をしているのやら。。)

道は基本的には1本道

ひたすら登ります。

前半の10km位は比較的なだらか 5%前後の感じ

そこそこの感じで行けるんですが、後を考えるとここで頑張っちゃうのはコワい。

なので抑え気味に。

10km~30kmまでは、所々で10%を超えるような斜度も有りますが

ヒルクライムやってるな~~と言う感じの登りです。

予想以上に牧場や民家・商店・宿泊施設等があり

にぎわっている所を抜ける感じ。

温泉地も有るんですね。

一旦スタートから25Km位のコンビニで休憩します。

(実は最後のコンビニと間違えて・・って話もある)

少しおなかも空いたので、食べ物補給。

 

ココからも3か所コンビニが有ったんですよ。。。ビックリです。

途中 清境農場という観光農場があり、スタバなんかも!!!

いやいやビックリです。

昨年の太魯閣側からは、途中何もなく補給に苦労した覚えがあるので

この差は大きいです。

 

そして、最後のコンビニまでもう少し進みます。

30km地点の7-11が最後のコンビニ。

標高で2020mだったかな???

って事は。。。あれ?まだ1200登るって事??

まぁ、のこり25km有りますからね。。

 

観光バスはここまでしか登れません。

ココからは、マイクロバス もしくは乗用車等で。と言う事ですね。

観光バスの人達は、ここで乗り換えて向かうようです。

 

実際、ここまでの30kmは、何か特別な場所を登っている。。と言う感覚もなく

たしかに景色は良いんですが、信州の山と大きく変わらない??と言う感じ。

しかしここからが。。。本番でした。

 

まず、既に標高2000mを超えているので、息が上がるのが早いんです。

なので、踏めない。。

& 既に30km登ってきている・・・

いやいや、、予想以上に遅い(;^_^A・・・自分が

頑張ってるはずなのですが、速度は一桁~二桁を行ったり来たり

う~~ん。。。とはいえ、ここまで登ってるし。

行けるよね。。と。

メーターの距離を確認しながら残り距離を考え。。

大丈夫、残り20km無い! (ちょっと待て・・・まだ20km弱登るんだぞ・・)

 

周りの木々もだんだんと低くなり、あ~~高い所に来てるな。。。と。

走行距離が40kmを超えたあたりから

山の稜線も良く見え、雄大な景色だ。。と言う感じに。(最後は別格でしたが)

もうこの辺は一歩一歩登っているという感じです。
なぜか学生時代にツーリングで信州の山を登っていた頃を思い出して

そうだよな~~ あの頃もこうやって一歩一歩だったよな~~ 等と。。

45kmを超えると、残り10kmだ! もう少し!(なにか間違えてるww)

 

この辺りから、雲がかかる・・と言うより山肌から風と共に雲が湧き上がってくる場所があり

雲が生まれる場所を通り過ぎる! と言う感じ。

実際、少し進むと青空になり、景色も見えるんです。

そしてまた雲の中に入り・・青空になり。。と言う感じ。

そして、残り5km・・

ココから。。。ゴールが見える。(写真撮ればよかった!)

実際、走る事で一生懸命で写真を撮ってないんです。

あの景色はきっとしばらく忘れない! と言える景色。

 

ここで標高2750m

残り5km

ゴールが3275m

残り標高約500m

って事は・・・・

げ、、、平均10%!

 

ここで見た景色は、

青空をバックに、

きれいな山の稜線に物差しで引いたかのようにゴールに向けすぐに横切る道。

そう、どう見ても斜度の変化はない。

そして、今!自分が走っている斜度も10%。。。。

このまま5km・・・この斜度で??

まじか。。。

すでに3000m近い標高。

きつくなってダンシングなんてしようものなら、頭がクラッってしちゃう。

これって、酸欠?

よく考えたら、こんな標高で走った事無いし。。

というか、こんな標高自体初体験。

え~~~~

登れるのか??

車からは次々と応援の声が掛かるんです。

これがとてもありがたい。

本当に台湾は暖かいな~~ と感じます。

そして、やっと!

登り切った~~~~~

感動だ~~~~~~~

標高3275m

武嶺 です

ここまでかかった時間は

休憩込みで 7時間30分。

すでに3時近い時間です。

こんなに登ったんだ。。

しかし!
ここからの景色は、別格。



この景色を見る為にも、チャレンジする価値はある。



登りきれば、後は下りです。

が、ここの気温が13℃位
登りで汗をかいているので、アンダーから全て着替えます。

下り様に長袖アンダー・冬用ウェア・ウインドブレーカー。

これ位は有っても良いですね。

 

そして下りはじめ・・・

空気の薄い中、10%を下ると、一気に60km/h近くまで。

これ、ヤバイ!

曲がり切れなかったら、本当に死んじゃいます。

なので、無理をせず、抑え気味に・・

と言っても、30km/hを超え40km/h近くに。

ホントに気を付けないと危ないですね。

 

途中・何度か止まりながら下りましたが、

それでもこの距離・・2時間近く下ります。

長い!

 

埔里に戻ったころには、日も暮れ薄暗くなる頃

ホテルにいったん戻り、シャワーを浴び・・

夕食へ。

走り切った疲れと何とも言えない充実感。

疲れ。。。といっても半端ないですが。

 

ここは、、肉~~でしょ。

と言う事で、Googleで検索して出てきた近くのステーキハウスへ。

 

いや~~ビックリ

店内は、若いお客さんが沢山。

そして、注文の時に、若い店員の娘に台湾語で言われて。。。。

 

「あ、、ゴメン 日本人だから判らない。誰か英語か日本語判らない?」って英語で聞いたら・・・・

店員 「え~~~~~~日本人だって~~~~ どうしよう~~~~」

私 「え?????」

店員 「やだ~~~ 誰か話せない???」

私 「ちょ・・・・何この反応」

(この時の店員さんは台湾語・・・でもね~ 雰囲気で判るって(;^_^A)

 

片言の英語が喋れる子が来て・・でもうまく伝わらない。

そしたら、お客さんの中に日本語が喋れる人がいて、助けてくれました。

いや~~~ 感謝です。

 

そして頼んだのがコレ。

250gのステーキに パスタとスープが付いて。。

これで、200元! 760円です。メッチャ安!

 

う~ん お勧めだ!

 

今回の服装ですが

登りは半袖&短パン。

登りは20℃前後だったので気持ちよく。

頂上付近も踏んでるから寒さも感じなくイイ感じでした。

が、下りが寒いです。

単独(サポートカー無し)で走る場合は、下り用の服をもって上がらないと

寒さで下りが危ないですね。

 

そして、今、日本に帰ってきて思う事は、

あそこ迄行けたんだ。
だったら、日本で登れない坂は無いよな。。

取りあえず踏んでれば着くよね。

と思えるように成ったこと。

そして、、、

ふと、また行ってみたい?? なんて。。。

 

皆さんも東アジア最高標高!

チャレンジ してみませんか?

 


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