ブログ

MTB XC用 オフセットセンター・リムで組んでみた

オフセットセンター・リム って、聞いた事が有る方は、結構自転車に詳しい方かな?

 

オフセットセンターって、ナニ? と言う方の為に簡単に説明を

通常のリム って言うのは、スポークを通す為に穴が開いているのですが

その穴は、左右に均等に。つまり、リムの中心線(センター)に沿ってあいているのです。

前輪は、左右のスポークの張り方が一緒ですよね。

だから、リムの穴は、中心に開けていて OKなんです。

でも、後輪は???

右側にギヤ版が沢山ついていて、なんか左右が寄ってない? って思いませんか?

スポークも触ってみたら、右と左の硬さが違うし!

それを解消する為に、色んなことをしてるんですが、その一つの方法が今回ご紹介する

オフセットセンター・リム なんです。


リムの中心線から2.5~3mm程度片側に寄せてスポークの穴をあけ、少しでもスポークの左右差を少なくしよう!と言うのが始まり

 

って能書きはここまでで、結局それってイイの? って事で

実走をば。。

 

今回テストするリムは、

MTB XC(クロスカントリー)用に新しく用意した

28mm幅 オフセットセンター・フックレスリム(360g)。 当然?ディスクブレーキ用

これを グラベルロードで使用します。

グラベルロードも空気圧が2気圧前後なので、MTBとほぼ同じ

なので、MTB XC用リムが使用できるんですよね。

前後輪とも、ディスクブレーキなのでオフセットセンターリム&ストレートプルスポークで組みます。

Project-Kとしては、標準的な仕様。

 

こんな感じですね。

 

では、以前の車輪は?

2014年の2月に組んだホイール

MTB XC用24mm幅リム(360g) を従来のJエンドスポーク(14-15ダブルバテットスポーク)で組んだ物。

ハブは、HALOのMTB用。

当時とすれば、かなりな最先端ホイール。 まだまだ29er用のカーボンリム自体が殆どなかった時代ですから。

 

では、その走行感はどう変わった??

リムの重量は全く同じ。スポーク重量もほぼ同じなので、踏み出した時の加速感はほぼ同じに成るハズ。

が、踏み出し1歩目は重く感じる。

しかし、2歩目からは逆に加速感も良くシッカリと軽く回る。

コーナーリングは、全く違う。狙ったラインに入りやすく、ハンドルの切り替えしも速い。

石などをタイヤサイドで踏んだ時にハンドルを取られる感じは強いが、全く問題なく対応できる。

相対的に、ホイール剛性の左右差が少なくなり、左右に切り返すことが非常に楽になった。

 

ここで、踏み出し1歩目が重く感じた理由を考察してみよう。

自転車は、ペダルを踏んで車輪が回って走るもの。(当たり前~~~~~)

では、それを順番に細かく見てみると

ペダルに力がかかる

ぺだるが撓みながら、クランクを捩じる。

クランクが捻じれに耐えながらクランクシャフト・チェーンリングを回す。

チェーンリングがチェーンを引く

チェーンが引かれ、伸びつつ後輪のスプロケットを回す。

スプロケットがフリーボディーを介し、リヤハブを回す。

リヤハブがスプロケットからの回転力により捻じれながらフランジを介しスポークを引く

フランジに引かれたスポークがリムを引き、回転方向に動き出す。
そして、リムが回転する事でタイヤを介し地面に駆動力として伝わり、前進する。

 

と、、、まぁメンドクサク考えてみました。

*この時には、フレームの撓み という物はチョット考えから省いています。

 

ではもう一つ

ペダルが重い ってどういう事?? と。

この時、車重・ホイール・タイヤを含む重量・路面 が同一条件だったとすれば

それはペダルに加えた力に対して、ペダルが動く速度なんじゃ無いかな? って思うんです。

どんな条件で有れ、加速の際にペダルに力を入れた際、ギヤ比が重い と、ペダルに同じ力を入れたとしても重く感じ

同時にペダルの回転速度(動く速度)は遅くなっています。

当然? ギヤ比が軽い場合は、ペダルを踏む力も軽く感じます。この時はペダルの回転速度が速く成っています。

 

では、同じ速度から同じギヤで同じように加速した時に、軽い とか 重いとか 感じるのはナゼ??

 

で、さっきのメンドクサイ考え方に戻ってみましょう。

色んな部分に力が加わり、色んな部分がタワミ・もしくは ノビながら車輪が回り始める。

では、車輪が回り始める直前にそのタワミの量が最適化されて居たら、ペダルが少しだけ動いて軽く感じるんじゃない??

でも、動き始めたらそのタワミが大きすぎた場合どれだけ力を入れようともタワミに吸収されて回す力に変換され無い。

のでは無いかな?? と。

 

で、考え出された答えが

今回のオフセットセンター・リム に成った事で、スポークの左右の張力差が少なくなり

今まで張力の掛けにくかったスポークにも張力が掛けられるようになった。

それにより、ホイールとしての横剛性や縦剛性が上がり、コーナーでの振り返し等の動きが各段に良くなっている。

しかし、その分、踏み出した時に車輪のタワミが減り、1歩目の車輪が回り出す瞬間に重さとして感じたのではないか?と。

 

まあ、結局は踏み出し1歩目を除けば、その他の部分においては、全ての場面で感覚としてはオフセットセンターリムの方が勝っていた訳です。

 

今回、ご用意できるオフセットリムは基本的にMTB用がメインです。

27.5・29 用の2サイズ。

リム幅は、28・33・38・42・50mm 

 

それぞれに適した用途や特性が有ります。

ご使用の際には、ご相談ください。

今回は、700Cのグラベルロード用に 29 MTB・XC用のリムを使用しました。

こんな使い方も出来るので、固定観念脱ぎ捨てて、ご相談くださいね。

 

 

 


過去の記事

全て見る