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フロントシングル化 の時に
これまで 何度か ロードのフロントシングル の話は書いてきましたが
その際に 特に触れては来なかった話に
フロント チェーンリングの位置 と言う者が有ります。
チェーンライン とも呼ばれるものですね。
チェーンリングが フレームの中心から何mmの位置に有るのか と言う話です。
*チェーンラインはアウターとインナー中間と フレームセンターからの距離を指す
実際 クランクによって多少の差 は有りますが ある程度の幅の中に納まっているハズ の物ですね。
で、よく言われるのが、アウター X ロー や インナーXトップ いわゆるタスキ掛けの状態で走るのは
駆動ロスが多いから オススメしないよ と言う話
コレも事実です。
だったらさ、フロントシングルって一番軽いギヤは アウターXローに成るじゃん?
それってダメなんじゃないの? って思いますよね。
そこで、ホントの所 どうなの? と 計ってみました。
計測したのは この2台
Project-K 017 CRAD-02 に Magene P505 クランクを付けた車体です。
1台は シマノの12S用アウター & インナーを付けた物(お客様の車体)
もう1台は フロントシングル用ギヤを取り付けた物(店長の私物)
フレーム同じ・クランク同じ・BB 同じ
で計測です
先ず シマノ 12Sチェーリング使用の 物の アウターの位置
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およそ 50mm ですね。
次に シングル用チェーンリング
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47mm かな
大体3mm フレーム側に寄っています。
コレは、元々シングル用に作られた このチェーンリングが
フレーム側に3mm オフセットしているから なので、組み付けた私からすれば当然の事なのですが
これって、知らなければわからない事 ですよね。
そして3mmと言う数字は 大体 後ろのギヤ 1段分の幅
なので、シングル用のチェーンリングを使った場合
ザックリですが アウターXロー では無く アウター X ロー -1 のギヤに掛かっている状態 だと思ってください。
この様に、チョットした事かもしれませんが、ちゃんと対応する物を使用して組み立てる事で
フロントシングル化 も 違う状態になります。
フロントシングル化 等 気に成った方 は、ご相談ください。